平安時代の様式に習う〜狭い部屋でもすっきり心豊かに暮らす術!

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我が家は今、夫、私、4歳の娘と3人家族で2LDKの賃貸マンションに暮らしています。
ダイニングとリビングは襖で仕切られているのですが、温かい季節は取り払い空間を一体で使っています。

家族のそれぞれの個室は設けていないので、睡眠以外の生活行為はすべてリビング・ダイニング(LD)で行う感じです。
LDの広さは、合わせて25㎡くらいでしょうか。
そこに、ダイニングテーブル、椅子、食器棚、家電ストレージ、ソファ、センターテーブル、TVボード、壁面いっぱいの本棚を設けていますので、かなり手狭です。

 

それでも、なんとなくそれぞれが空間をシェアしあいながら、心地よい生活をおくれているのではないかと感じます。

家族といえども個人です。それぞれがひとつの狭い空間で心地よく過ごすためには、その使い方に工夫が必要です。

そこで、小さなお部屋でも家族みんなが心地よく豊かに、すっきり暮らすためのヒントを考えてみたいと思います。

 

平安時代のインテリアコーディネート 「しつらえ」 から習うリビングの使い方

朝起きると、リビングには昨晩の余韻(バタバタ感)が残っています。

散らばった折り紙(娘が遊んだあと)、床に転がる本とくしゃくしゃになったブランケット(夫が夜中、寝転がって読書をしたあと)、私のものもちらほら・・・

誰もいない静かな早朝には、その物の多さと散らかり具合に一際愕然とします。そして同時に、リビングはあらゆる目的で使われている事に気づかされます。(冷静に語ってる場合ではないですね・・・)

家には、一般的にLDKという様な空間の使い分けがあります。

KはKitchen=調理をするところ。DはDining=食事をするところ。LはLiving=居間、家族が団欒したり、寛ぐところです。

 

リビング(居間)は他の空間とは違い、”団欒、くつろぐ”というようなキーワードはありますが、機能は限定されず、それにまつわることを受入れる許容範囲の広い空間と言えます。TVを見る。本を読む。ペットと戯れる。寝転がる。おもちゃで遊ぶ。筋トレする。仕事をするなどなど。我が家では、リビングで食事をする事も有りますし、娘がお昼寝する事もあります。それぞれが趣味のことをするのもリビングです。

また、リビングは、大抵の場合、家の中でも最も通風や採光、広さにこだわり作られるので、お家の中でも一番居心地がいい空間となり、家族も必然と大半の時間を過ごす場所となるのではないでしょうか。

そうなると問題になるのが、

①各自が物を持ち込み、散らかる=部屋が狭くなる。

②打ち込みたい事があっても、物が多くまとまりのない空間だと落ち着かないし、他の家族に気をとられてしまって集中できない。

などです。

以上を解決し、狭い空間でも、家族みんながすっきり心豊かに過ごすためにはどんな方法あるでしょうか。

 

私がお勧めしたいのは、平安時代の貴族の建築・生活様式 「しつらえ」のエッセンスを私たちの暮らしに取入れることです。

 

みなさんは、「しつらえ」という言葉を聞いた事があるでしょうか?

「しつらえ」とは

広辞苑によりますと、

設け整えること。飾り付ける事。設備

晴れの儀式の日に、神殿の母屋および廂(ひさし)に調度品を整える事

とあります。

平安時代の貴族たちは、構造柱と屋根を支える骨組みが露出した大きな板貼り床のワンルームのような空間で暮らしていました。その何もない空間で生活するにあたって、用途に合わせて衝立や屏風などの持ち運びが容易な障屏具で空間を仕切ったり、家具や調度品をその都度持ち込み、用が済んだらもとの場所に戻すことで、空間を自由自在に使いこなしていました。

このように、部屋の機能を固定せずに、用途に合わせて柔軟に部屋を使いこなす「しつらえ」という考えを参考にする事で、小さなお部屋でも家族がすっきり、快適に過ごせるようになります。

具体的には

  • 普段、リビングは基本的に大きな家具以外ものを置かない整然とした空間に保つ。各自の物は、用途に合わせてリビングに持ち寄り、用が済んだらもとの場所(収納内等)に戻す。
  • その用途ごとに必要なもの(道具)や自分の気持ちを高めるお気に入りのものをその都度、設える(セッティングする)事で、家族共有のスペースの中にも、自分の落ち着く空間をつくる。

などです。

 

 

我が家の場合

私は、ダイニングテーブルが自分の居心地よく、集中出来る場所です。食事の際はみんながテーブルを使うので、私物は簡単に持ち運べるBOXに入れ、収納に置いて出し入れします。家族が居るときも目隠し等は置きませんが、テーブルの上がすっきりし、他にコーヒーの香りと花瓶のお花があれば、自分だけの落ち着く空間になります。

夫は、ダイニングの片隅に小さなデスクを置き、周りにギターや釣り道具など趣味のものをまとめて置ています。ここで仕事をする事もあります。

娘には、かわいらしいメリーゴーランド柄の室内用テントをリビングの端の方に置くことがあります。クローゼットや押し入れの中、ダイニングテーブルの下、どこでも自分のお部屋に見立てて遊んでいるのですが、布に覆われた空間はとりわけ嬉しいようで、目を輝かせてお人形遊びや工作など夢中で遊んでいます。いつでも畳んで、おもちゃ置き場に片付けられます。

 

まとめ

それぞれの個室を持つご家庭も多いとと思いますが、最近は予算や土地の広さなどの制約の中、リビングの広さを確保するのも難しい様です。また、現代のライフスタイルは、夫婦が共働きであったり、子供も学校や習い事で忙しく、家族が顔を合わせる時間は少なくなっています

この様な時代だからこそ尚更、ひとつの空間で家族がお互いの気配を感じながら心地よく過ごすことは大切で貴重な時間となります。そのために、「しつらえ」という生活様式のエッセンスを今の私たちの暮らしに取込む事で、小さい空間でもすっきりと!心にゆとりを持て、家族みんなが豊かな時間を過ごせるのではないでしょうか。

 

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