バルコニーやベランダの正しい使い方知っていますか?
マンションやアパートなどは専有部分と共有部分に分かれています。
専有部分は簡単に言うと部屋にあたる部分です。
共有部分は専有部分に属さない部分の箇所を言います。言い換えると、居住者誰もが利用できる部分です。
エレベーター、エントランス、外廊下、また郵便受けなど。
その中で専有部分と勘違いされやすい箇所が一つあります。それが、バルコニーやベランダです。
専有部分と同じスペースではないかと思われがちですが、共有部分なのです。
バルコニーは何の為のスペースなのか
それではなぜ共有部分になるのかというと、
そもそもバルコニーの設置用途は、避難経路や避難ハッチの利用などに使われる場所なのです。
そのため、物置や荷物を置くことは禁止されています。
火災や地震などが発生した場合、バルコニーは共用廊下や階段と同様に避難経路として確保されている場所となりますので、荷物置きとしての利用は避けましょう。
バルコニーの使用方法
共有部分といっても、専用スペースと同等に利用できる権利があります。
「専有使用権」といって、正確に説明をすると専有使用権が認められた共有部分がバルコニーになります。
バルコニーやベランダに置いても良いとされているものは、物干し竿・エアコン室外機・小型の植木鉢・テーブル・椅子・一時的に置くゴミ袋・撤去ができる人工芝や装飾タイル・ウッドデッキとなります。
その他の物や大型の物を置く場合は必ず管理会社に確認しましょう。
他の住人への配慮も忘れずに!
布団や洗濯物を干す場合、固定をすることを怠らない様に注意しましょう。
布団は特に手すりにかけることも多いので、強風で飛んでいってしまい下階に落下することもあります。
植栽が崩れてしまう可能性も考えられますので、配慮は忘れない様に気をつけましょう。
喫煙にもご注意を
喫煙をする方でも、近年は部屋の中では吸わないという方の増えているそうです。
しかし、バルコニーで吸うにしてもお隣さんが喫煙者とは限りません。
風向きによっては隣人の洗濯物にたばこの臭いがつく可能性もあります。
最近は様々な煙草の種類も出来ているので大きなトラブルに発展することは少ないかもしれませんが、どんな時も隣人配慮は必要となります。
バルコニーのフェンスを勝手に改修などしない
お伝えをしている様に、共有部分の改修は住民が勝手に行なってはいけません。バルコニーも同様です。
勝手な塗装などは物件全体の価値が下がってしまうので、もし手を加えたい箇所があった場合は必ず管理会社に確認を取る様にして下さい。
まとめ
共有部分でありながら、自由に使うことができるバルコニーやベランダですが、共同生活の場になります。
決まっているルールを守りつつ、自分好みのバルコニーに変えて楽しんでみてはいかがでしょうか。