騒音問題。ご近所の音が気になったらどう対応すればいい?
お隣さんや上下階の方の生活リズムなどは、内見時では分からないことがほとんどです。
内見時に不動産屋さんにご近所情報を聞いても、個人情報の観点から全ては教えてくれないでしょう。
性別や年齢層などはそれとなく情報を教えてもらえるかもしれませんが、生活リズムまでは不動産会社も大家さんも関与はしていません。
よって、ご近所さんがどんな方なのかは、実際に住んでみないとわかりません。
入居後のトラブルで一番多いのは「騒音」といわれていますが、生活リズムが異なるとなおさら気になりそうです。
今回はそんな騒音問題についてお話したいと思います。
騒音が気になったらどうする?
日中外出をすることが多く、夜は自宅へ帰り睡眠を取るリズムが一般的な生活リズムですが、
夜間に仕事に出る方や、深夜まで起きている方もいる中、入居者全てが同じ生活リズムという訳ではありません。
寝静まった時間に急に上の階やお隣から「ドンドン」という足音が妙に響いたり、水周りの音が気になったりと、自分の部屋の音を全て消した時に、騒音が気になり出し眠れなくなってしまう・・・なんていう悩みを多く聞きます。
生活スタイルが多様化し、生活時間帯がバラバラになっていることも「騒音」トラブルの原因とも言えるでしょう。
トラブルになりそうだったら、管理会社に相談しましょう
毎日騒音を我慢していると、お隣さんや上下階の入居者に注意喚起したいという気持ちが芽生えますが、これは一番危険な行動です。
ご近所さんとは言えど、一度も会ったことのない方が賃貸ではほとんどだと思います。
今の世の中、引っ越しの際にご挨拶に行く方は少ないでしょう。
一方で、騒音を出している方も知らない方にいきなりうるさいから静かにしてほしいと言われたら、カチンとくる方もいるかもしれません。そこから二次トラブルになることも考えられますので、必ず管理会社に間に入ってもらうようにするべきです。
管理会社は、過去の経験から騒音元を特定したり、場合によっては解決策を考えてもらえますので、まずは相談してみてください。
管理会社に相談する前に
相談する際は必ず事前に調査することが大切です。
ただ毎日騒音がしますと管理会社に伝えても、何時頃で、どんな音なのか、どの位の頻度など、管理会社も必要な情報を確認します。
その時に、相談する側が時間帯もどんな音かもわからないといった内容ですと、注意しようにも出来ず、的確な解決策が見出せません。
今はスマホでも録音が出来る時代です。音などは録音をして証拠を残しておくと管理会社も騒音の根源が特定できるかもしれません。
いつも何時位で1日に何回程度なのかも確認しておきましょう。あまりにも頻度が多ければ、あなたの生活に支障をきたすことも出てくるかもしれません。
相談をする側とそれを受ける側に温度差が生じないようにすることも必要でしょう。
なかなか解決しないときは
管理会社に相談後も気になる騒音が止まらなければ、思い切って引っ越すことも考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん出費もかさみますが、騒音は一度気になりだすと敏感になってしまうこともあります。
また、騒音を出している側も、注意をされた上で気を使いながら生活をしてくれていたら…騒音を感じるレベルは個人差がかなり関わってくる問題なので、本当の意味で折り合いをつけることは中々難しい内容でもあります。
金銭にも余裕があるならば、常に騒音に悩みながら生活をするよりも新たな生活に目を向けてみることも良いかもしれませんね。
どんな物件でもあり得る問題
騒音問題はアパートなどの賃貸物件だけかと思いきや、そうではありません。
戸建でも多いにある問題とも言えます。種類は違えど、色んな騒音問題が発生しているのも事実です。
例えば、戸建物件だと、車の音や音楽の音、またはペットの吠える声など。
戸建になると自分たちで解決をしなければいけないので、我慢をするケースも多いようです。
賃貸物件は管理会社が入っているので、どこで折り合いをつけるかも一つの解決案とも言えるでしょう。
二次トラブルを招かない解決方法を管理会社と相談して決めていくことをお勧めします。