あなたの入浴方法は大丈夫?快適なバスタイムで寒い冬を乗り越えよう!
先日、プロの業者の方に浴室掃除を依頼しました。
ずっと落ちなかった床の水垢、鏡に頑固にこびりついてしまっていたうろこ汚れ、給湯器の液晶パネルに付いたカルキのあと・・・
自分で試したやり方ではほとんどきれいにならなかった箇所が、嘘のように新品のようにきれいになりました!
さすがプロ、さすが高い料金なだけあるな(笑)、と痛感。
きれいに生まれ変わったお風呂を見て、子供たちも大喜びでした。
もともとお風呂の時間は好きでしたが、やはりきれいになったお風呂での入浴は、以前よりもさらに楽しいひとときになっています。
夏はシャワーでざっと済ませるだけの人も多いかと思いますが、寒くなってきた今日この頃、シャワーだけでは冷えてしまいますよね。
やはり、お湯に浸かる‟入浴”が必要な季節です。
今回は、これから始まる寒い冬、どうすればもっと快適にそして健康的に入浴ができるのかについて、お話ししていきたいと思います。
そもそも入浴の効果とは?
・血流の促進
お湯に浸かることで、当然ですが体が温まりますよね。
体が温まることにより、血流が良くなります。
そして血流が良くなることで、体内の老廃物や疲労物質が除去されます。
また、湯船の中では水圧がかかりますよね。
この水圧が足に溜まった血液を押し戻してくれるそうです。
足は体の末端にあるので、どうしても血液の巡りが滞る箇所。
特に、女性は足先が冷える人も多いかと思いますが、足の血流が良くなると心臓の働きも良くなり、全身の血液の循環がスムーズになります。
・気分のリラックス
なんと、お風呂に浸かると、体重は9分の1程度になるそうです。
その結果、体を支えている筋肉・関節などがリラックスした状態となり、全身の緩みにつながります。
緊張して張りつめていた状態から体が解放されることで、自然に気分もリラックスした状態になれるのです。
快適な入浴方法とは?
気持ちよく入浴するには、どんなことに気を付ければいいのかをまとめてみました。
<温度>
38~40度くらいが適切です。
「熱いお風呂が好き!」という人もいるかと思いますが、あまり高温だと急な血圧上昇を招いてしまい、心臓に負担がかかってしまいます。
また、41度を超えると、交感神経が刺激されて頭が冴えた状態になってしまうそう。
せっかくのリラックスタイムですし、その後の入眠にも悪い影響を与えてしまうことになりかねません。
<入浴時間>
15~20分程度がおすすめ。
ぬるめのお湯にしっかり浸かることで、副交感神経が働いてリラックスした状態になります。
30分以上お湯に浸かっていると、一般的に‟長風呂”と呼ばれます。
あまり長く入浴していると、内臓にずっと水圧がかかっていることになります。特に心臓への負担が大きいそうです。
色々な症状に適した入浴方法
・肩こり
肩回りの筋肉が硬くなってしまった症状が、この肩こりです。
肩までしっかりお湯に浸かりましょう。
お湯に浸かるのは、40度で10分程度が最適と言われています。
また、市販の入浴剤を使ってみるのも良いでしょう。
肩こりに合うのは、炭酸ガス系のシュワシュワと発泡するタイプです。
お湯に溶けた炭酸ガスが、皮膚から血管を刺激して拡張させようとします。
その結果、血流が促進され、コリもほぐれやすくなるということです。
・低血圧
低血圧の人は、入浴前にしっかり水分補給をしましょう。
入浴は、たくさんの汗をかく行為。つまり体内の水分が一気に失われることでもあります。
そのため、あらかじめ体内の血液量を増やし、脱水を防ぐことが大切です。
お風呂から上がる際も、いきなり浴槽から立ち上がるのではなく、上がり湯などで体温をある程度下げてからゆっくり立ち上がると、立ちくらみなどを防ぐことができるようですよ。
・美容
私たちの肌には、「ターンオーバー」と呼ばれる皮膚の代謝があります。
肌の角質層の入れ替わりであるこのターンオーバーが十分に行われることで、私たちの肌はきめ細やかでうるおった状態になります。
そんな、正常で順調なターンオーバーを促すためには、長風呂は大敵です。
うるおいを保つためにある程度必要な皮脂、セラミドと呼ばれる肌の水分を保っている物質が失われてしまうからです。
美容のためには、長風呂や一日に複数回入浴する習慣はやめましょう。
・ダイエット
もちろん個人差はありますが、お風呂に入るだけで300キロカロリー程度は消費していると言われています。
せっかくの入浴中ですから、むくみやすいふくらはぎなどをマッサージすることで、リンパの流れが良くなり血流の促進にもつながります。
むくみは、放っておくと脂肪になってしまうことも・・・
お風呂でリラックスしながら、痛くない程度の力でッサージをすると効果的です。
まとめ
毎日なんとなく済ませているかもしれない入浴タイム。
より快適な、より健康的な入浴で、寒い冬を元気に乗り越えましょう!