東日本大震災から8年、防災について今一度考えてみよう
東日本大震災から、8年が経ちました。
東日本大震災の後も、熊本や北海道などで大きな地震が起きていますよね。
いつどこで大地震が起きてもおかしくない状況だと言われています。
そのような状態の中、私たちが忘れてはいけないのが‟防災”への意識です。
自然現象を抑止することはできませんが、もしものときのために備えておくことは可能ですよね。
東日本大震災から8年が経った今、もう一度防災への意識を改めることの重要性を感じているところです。
そこで今回は、防災知識や防災グッズなどについてお話ししていきたいと思います。
大地震のときに起こり得ること
‟防災”と一口に言っても、あまりにも広範囲ですよね。
非常時に必要な知識は挙げたらキリがないかもしれませんが、まずは特に大地震のときに起きやすい「断水」と「ケガ」についてお伝えします。知識や情報を共有できればと思います。
<断水>
言うまでもなく、水は必要不可欠な存在です。
食事はもちろん、トイレやシャワーなどの場面でもなくてはならないものです。
特にトイレに関しては、今までも多くの被災者の方が不便を感じてきたポイントのようです。
そこで、断水したらすべきこととして、まずは「簡易トイレを作る」ことが大切です。
例えば・・・
◆排水できない既存のトイレの便座を上げ、ビニール袋ですっぽり覆う。
更にその上にビニール袋を便座の上からかぶせ、細かく破った新聞紙を重ねる。
◆バケツや段ボール箱の中にビニール袋を二重にかぶせ、細かく破った新聞紙を入れる。
どちらもビニール袋を使用しているため、あとでビニール袋ごと処分することが可能です。
ちなみに、排水ができるトイレの場合なら、バケツ一杯の水で排泄物を流すことが可能だそうです。
この際、トイレットペーパーは流さず、ゴミとして捨てます。
<ケガ>
大地震の際に起きやすいことと言えば、ケガ。
必死で家の外に逃げ出そうとしたときに転んで出血、家具などの下敷きになってしまい骨折ということもあり得ます。
そんな時、身近なもので応急処置をすることが可能です。
例えば・・・
◆新聞紙は、骨折時の添え木の代わりになります。
新聞紙を何枚も重ねるとある程度の厚みになりますよね。
それを骨折した骨の両側の関節まで、ぐるっと覆うように当てれば、添え木として代用できます。
◆ラップは、止血後の患部を保護するものとして使えます。
ラップは気密性が高いので、患部の保護には有効だと言われています。
実体験から学ぶ‟役立ったアイテム”
ホームセンターなどに行けば、本当にたくさんの防災グッズが売られていますよね。
我が家でも、‟必要最低限アイテム入り”とされていた防災グッズ入りのリュックサックを購入しました。
簡易トイレ、懐中電灯、ライターなど、必需品と言われているようなものが入っています。
でも、「これがあって便利だった」「これがあればよかった」と、実際に被災された方々の体験から教訓を学ぶことも大切ですよね。
ここでは、実際に過去に被災された方々のお話を参考に、経験者でないと気付きにくい必要なアイテムなどについてご紹介します。
・電池
懐中電灯はもちろん、ラジオや携帯電話の充電にも使用できますよね。
最近では、水などの液体を入れることで使用できる水電池などもあるそうです。
非常時に役立ちそうですよね。
・ガスコンロ
災害時、その手軽さからも重宝されるのがカップラーメン。
電気が無くても、ガスコンロがあればお湯を用意することが可能です。
また、小さな乳幼児がいる家庭での粉ミルク作りにも役立ちます。
・革手袋
軍手ではなく、‟革”というのがポイント。
被災者の方の体験談によると、軍手は釘やガラスの破片などから手を十分に保護できないため、救助活動や瓦礫の撤去作業でケガをしてしまうことが多いそうです。
一方で革手袋は丈夫な素材なので、釘やガラスの破片を簡単には通しません。
安心して作業することができるようです。
・耳栓、アイマスク
避難所では大人数での生活を余儀なくされます。
しっかりした仕切りがない場合も多く、それがストレスになることも多いそうです。
そこで、なるべく落ち着いて眠れるように耳栓やアイマスクは重宝するようです。
・ラップ
食器にラップを敷いておけば、食事の度にいちいち洗い物をする必要がなくなりますよね。
災害時は、水の存在は貴重。少しでも洗い物を減らすことが重要です。
・おしりふき
赤ちゃんがいる家庭でなければなかなか家庭にないものかもしれませんが、実際に被災地でかなり役立ったアイテムのようです。
普通のウエットティッシュよりも一パックの枚数が多いので、割と長く使えます。
入浴やシャワーができないとき、おしりふきで体を拭くだけでもさっぱりできるようです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はいくつかに絞ってご紹介しましたが、実際はもっとたくさんの防災グッズがあればより便利かと思います。
皆さんも、今一度ご家庭の防災グッズを見直してみてはいかがでしょうか。