次の冬も気持ちよく使うために冬家電のお手入れはしっかりと!
いよいよ春の到来。
冬にお世話になった家電も、そろそろ一旦役目を終える頃ですね。
皆さん冬の家電のお手入れ、きちんとしていますか?
使わなくなったらそのまま押し入れに…なんてしていませんか?
冬にフル活用した家電、押し入れにしまう前にきちんとお手入れしておけば、次の冬も気持ちよく使うことができます。
今回はそんな冬家電のお手入れについて、お話していきたいと思います。
エアコン
冬に使用する頻度が高い家電と言えば、エアコンではないでしょうか。
もちろんプロの業者に依頼した方がよりきれいに清掃してもらうことが可能ですが、ここでは自分でできるお手入れ方法についてご紹介したいと思います。
流れとしては、
①フィルターを外す前に掃除機でホコリを吸い取る
⇒いきなりフィルターを外してしまうと、床にホコリが舞い落ちてしまい掃除の手間が増えてしまいます。
フィルターを外す前に、まずザっと掃除機をかけるようにしましょう。
②フィルターをゆっくり外す
⇒エアコンのフィルターは薄い素材でできているので、強い力で引っ張ると壊れてしまう可能性があります。
必ず優しくゆっくりと外すようにしましょう。
③フィルターの表側にそっと掃除機をかける
⇒ホコリの多くは表側に付いているので、裏側からではなく必ず表側に掃除機をかけましょう。
④フィルターを水洗いする
⇒掃除機だけでは十分にホコリを取りのぞくことはできません。
シャワーで水洗いすることが大切です。
水洗いの際は掃除機のときとは違い、フィルターの‟裏側”からシャワーを当てて洗うことがポイント!
表からシャワーをかけると水圧でホコリが詰まってしまいます。
水洗いだけで汚れが落ちない場合には、台所の中性洗剤を水で薄めてやわらかいブラシで洗うことをおすすめします。
➄乾いたタオルでフィルターを挟み水分を取る
⇒フィルターを傷めないようにタオルで優しくフィルターを挟み、水分をしっかり取りのぞきましょう。
濡れたままエアコンに戻すと、カビが発生してしまいます。
また、エアコンの吹き出し口の汚れが気になる場合は、割りばしにキッチンペーパーを巻き付けて輪ゴムで止めた棒で拭き取っていくと、見える範囲はきれいにすることができます。
ただ、更に内部の汚れは手が届かないため、全体をしっかりときれいにしたい場合はやはり業者に依頼するのがベストでしょう。
こたつ・ホットカーペット
こたつのヒーターは、掃除機でホコリを吸い取りましょう。
天板は台所の中性洗剤を薄めた液で拭き掃除することで、油汚れもきれいにできます。
ホットカーペットに付着した汚れは、まずは専用のクリーナーを使用するのが良いでしょう。
こたつもホットカーペットも、布部分の汚れは時間が経つと落としづらくなってしまうので、気が付いたときにこまめに掃除することが大切です。
加湿器
加湿器は、暖房などによって湿度が下がった部屋を潤してくれる、冬家電の定番になってきているアイテムですよね。
我が家でもリビング、寝室にそれぞれ用意していますが、加湿器って結構お手入れが面倒な家電でもあります。
でも、しっかりお手入れをしておかないと、カビだけではなく人命に関わるレジオネラ菌の発生にもつながってしまいます。
昨年九州の高齢者施設で、3人のお年寄りがレジオネラ菌に感染した事例があり、その感染源が加湿器だったと特定されています。この加湿器からは、基準値の22000倍のレジオネラ菌が検出されたそうです。
日々こまめな掃除が必要な加湿器ですが、次の冬まで保管しておくタイミングになったときは、いつも以上にしっかり掃除しておくことが重要です。
特に汚れやすいのは何と言ってもタンクの中。
せっかく室内を加湿しようとしても、タンクの中が汚れていたら、汚れをまき散らしてしまうことになります。
そこで、加湿器のタンク内のお手入れ方法についてご紹介していきます。
<用意するもの>
ぬるま湯、クエン酸小さじ1杯、スポンジ、バケツ
<手順>
①加湿器のタンクの中をスポンジで洗う。
②バケツにぬるま湯を1ℓ入れ、クエン酸小さじ1杯を溶かす。
③②のクエン酸水を加湿器のタンクに入れる。
④そのまま一晩放置する。
➄タンク内のクエン酸水を捨て、中を水洗いししっかりすすぐ。
次の冬まで押し入れなどにしまっておく場合は、タンク内をしっかり乾燥させてからにしましょう。
濡れたまましまうと、カビの発生につながります。
ファンヒーター
表面はやわらかい布で拭き掃除をしましょう。
温風の吹き出し口にたまったホコリは、掃除機で吸い取ります。
また、フィルターの汚れがひどいときは、中性洗剤で付け置きした後、水でしっかり洗い流しましょう。
最後に
冬に頑張ってくれた家電、また次の冬にも活躍してもらいたいものです。
家電は決して安価なものではありません。
大事にお手入れすることで、なるべく長持ちさせたいですよね。