かつての日本の暮らしにヒントが!シンプルですっきりな暮らし!

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最近は、断舎離という言葉もすっかり定着し「最低限のものに囲まれたシンプルで暮らしやすい空間」が求められています。

そのような暮らしを実現している方たちの書籍もたくさん出ていて、憧れの対象とさえなっています!

戦後の欲しくても“もの”を買えなかった時代から高度成長期を経て社会が成熟した今、“豊かさ”に関する価値観が変わったからなのかもしれません。

豊かさ=“ものの多さ”から、本当の豊かさ=身軽で快適な暮らしというように・・・

でも、これほどまでに世の中で 断舎離や整理整頓が叫ばれるようになった背景には、豊かでものがあふれる社会になったことだけが原因とは言えないと感じています。

そこには、すまいの空間構成(間取り)、特に収納スペースの大きさや配分が大きく関わっているように思います。

かつての日本の住まいは、シンプルな暮らしのお手本

もともと、日本人の暮らし方はとてもシンプルでした。

極端な話ですが平安時代まで遡ると、何もない大きな部屋(今で言うとワンルームですね)を用意して、必要に応じて家具や調度品を持ち込み、用が済んだらもとの場所(大きな倉庫のような空間)に戻しておくという生活をしていました。
人々は部屋の機能を固定せず、空間をうまく転用させ、季節や目的に合わせて家具や調度品を変えて柔軟にお部屋を使いこなしていたのです。
こうした日本独自のインテリアコーディネートの考え方を「室礼(しつらい)」と言います。

究極のシンプルライフですね!!

「出したらしまう!」というすっきり暮らすための整理整頓の基本行動が、かつての日本の暮らしでは、小物や日用品に限らず家具までも含めて全てががそうされていたのですね。

現代の暮らしにも、この「しつらい」の名残があります。

例えば、布団敷きの就寝スタイルなどで、日中は居室を多目的に自由に使い、夜はお布団を出して寝るなどです。

また、江戸時代から大正ぐらいまでは今で言うダイニングスペースはなく、(よく時代劇などで目にする光景ですが)土間の一部に台所を設け、そこに繋がる小上がりのスペースで食事をしていました。
食事の時間になると銘々膳(めいめいぜん)といって、家族一人ひとりの前に箱膳(中に一人分のお茶碗、お椀、小皿、お箸などがセットになって入っている箱)を並べ、その箱をひっくり返して台にしてお料理を並べるのです。
食事が終わったらお皿を洗い、また箱に収めて収納スペースに戻していました。

時代とともに暮らし方も変わり、使う道具や必要なものも変わっていますので、この暮らしを真似しましょうとは言えないのですが、ここにすっきり暮らすためのヒントはありそうですよね。

たくさん収納があるのになぜかものの多さに悩まされる現代

一方、今の日本人の住まいはどうでしょうか。

現代の住宅はLDKなどと表現されるように、「部屋の機能を細かく決め、それぞれの部屋にふさわしい家具をあらかじめ配置しておく」という欧米の合理主義から生まれた空間構成がほとんどです。

かつての日本の住まいが「しつらい」という用途によってものを移動するシステムだったのに対して、こちらは必要なものが置かれた空間を人が行き来するというスタイルです。

この忙しい現代、食事の度にテーブルを出したり、毎日布団を出し入れしたりするのは、とても大変で効率がいいとも言えません。(されている方もいると思いますが)
ですから、現代人にとってこのLDKに分ける住まい方はあっていると思います。

そして、現代の住宅には決まって各室に「収納スペース」が付き、足りない分は収納家具(リビングにはリビングボード、寝室にはチェスト、ダイニングには食器棚など)でまかないます。

一見すっきりと合理的に暮らせそうですよね。

しかし、実際のところどうでしょう。

収納スペースはあるけれど、なぜか溢れるものに悩まされる人がたくさんいるのです。

その原因としては、
・空間を細分化することで一室一室のスペースが狭くなってしまうこと
・機能を明確に分け過ぎることで空間・収納の融通が利かなくかえって使いづらくなってしまっている
などの理由が考えられます。

また、人の暮らしはライフステージによって変化するものなので、その時々で必要な収納量と収納するものの種類は変わります。

例えば、子どもが小さいときはおもちゃやベビーカーなど短期間で使わなくなるけれどがさばるもの、大きくなってくると学校で使うものや本や紙類などが増えます。

ライフスタイルの変化に伴い、収納スペースも柔軟に対応できるものが必要なのです

そこで、かつての日本の「しつらい」文化で使われていたような大きくて何でも収められる収納スペースや、ライフスタイルの変化によってその形態をかえることのできる収納システムがあれば、物があふれない快適な暮らしを実現できるかもしれません。

 

長くなってしまったので、一旦区切ります。

次回は、具体的に収納スペースや収納システムの事例をお伝えします。

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